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『ゲバルト時代』

2月17日

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本屋の本棚で、帯の 『ガス弾、警棒、火炎瓶、ヘルメット・・・・・「70年安保」闘争の貴重な証言!』 に目がとまり思わず買ってしまった。

当時の運動の指導者による活動記や運動論は珍しくないが、この本の著者は高校で運動に参加した下っ端の活動家で、著者の極私的体験が当時の全体状況とどう絡んでいくのか面白そう。

私があと2~3年早く生まれていたら、ガス弾、警棒、火炎瓶、ヘルメット・・・まですべて経験していたかもしれない。
残念ながら?少し遅くこの世に出てきたことで、私の世代は60年代末の騒乱の時代が終わったあと青春を迎えた「シラケの世代」。まだ残り火がくすぶっていたので、ガス弾・・・ヘルメット・・・までのいくつかは経験したが。

60年代末に大暴れして、その後さっさと就職して企業戦士になった少し前の世代に対して私の恨みは深い。
『転向』というにはあまりに軽い変わり身の早さ。

定年退職期を迎えた今、団塊の世代は社会の再生のために残りの人生を捧げてほしい。

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今週の本

2月12日

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「外務省のラスプーチン」と呼ばれ、今は物書きの佐藤優を相変わらず読み続けています。

前にも書いたが、佐藤優は真のインテリだなと思います。
文章は決して難しくなく平易に書かれていて、しかし、内容は深くて本質をとらえているように感じます。

鈴木宗男関連で逮捕され外務省を追われましたが、そのことが皮肉にも作家デビューにつながり、私たちは彼の本を読むことができるようになりました。

最高裁で敗訴し、今は獄中に人になった鈴木宗男の本も読み応えがありました。
当時、辻本清美(社民党→無所属)から「疑惑のデパート」と呼ばれ、佐藤優とともに逮捕された鈴木宗男ですが、本を読むと正直な人だなと感じます。

佐藤優の本と合わせて読むと、二人が関係していた外務省の上級官僚がいかに腐敗堕落しているかがよくわかります。


下の2冊はこれから読みます。

『人はひとりで死ぬ』は最近よく耳にする「無縁社会」について書かれた本のようです。
地方から都会への人の移動で、それまでの家族や地縁、血縁を中心とした社会関係が崩壊しました。

地方から都市へ労働力を移動させることで経済成長が可能になりました。
それから、半世紀。地方は過疎化と高齢化、都市では新たなコミュニティの形成がないままで個人が孤立し、地方も都市も人と人の絆が断ち切られようとしています。

私たちがまだ若いころ、農村のベタベタした息が詰まるような人間関係は、個人を否定する前近代的人間関係だと批判され、隣人に干渉しない・されない都市の生活こそ自由だと錯覚させられていました。

しかし都市では経済力のある人間は金で自由が買えますが、貧困に陥った人間は自由を得ることは出来ず、孤立を強いられることがわかりました。
家族の支えのない若い非正規労働者の孤立は、命の危機にまで陥ります。

戦後の経済成長が、今、無縁社会という形で表れてきているのかもしれません。



もう一冊の本は、同志社大学神学部の大学院を卒業したプロテスタント佐藤優の初めての宗教論の本です。
キリスト教と国家との関係が書かれているものと思われます。

民俗学者宮本常一

1月30日

日本の民俗学の先駆者は『遠野物語』や『海上の道』知られる柳田国男です。
若いころにたくさん読んで、連綿と続いてきた山の民や海の民の暮らしを知りました。柳田国男を読んで、社会の主人公は、歴史に名を残した英雄や支配者ではなく、普通に暮らす人々(常民)であったということがわかりました。


柳田国男が東京帝大を卒業して農商務省の役人になったエリートなのに比べ、宮本常一は山口県の周防大島の出身で、自らを「大島の百姓」と称し、苦学して師範学校を卒業してから小学校の教員になり、最後は武蔵野美術大学の教授になった苦労人です。
柳田民俗学の影響を受けながら、より庶民に近い所から民俗学を確立していきました。


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私たちが、未来につながるエコロジカルな確かな暮らしのあり方を模索する時、宮本常一の本は今でも多くの示唆を与えてくれるはずです。



明日から三日間、初めての四国旅行です。

飛行機で松山空港に着くので、今回行くのは道後温泉とその近くにある四国霊場51番札所の石手寺、高知の自由民権記念館と牧野植物園、そして長い間いつかは行きたいと思っていた四万十川です。福山竜馬はスル―です。
道後温泉と四万十川以外は阿智の仲間のお勧めで選びました。

願わくば我が人生の最期、まだ自分でしっかり歩けるうちにちょっと行って来ると身一つで四国遍路に旅立ち、弘法大師と一緒に歩いてどこかで行き果てるのが夢ですが、残念ながら現代ではそれは許されません。
であるならば、いつかは多くの先人たちの歩いた同じ路を辿り、全行程を歩き通したいものです。

今週の本

11月28日

夏の間は朝早くから暗くなるまで畑にいて、家に帰ると135円の偽ビールを飲みながら夕ご飯を食べ一日が終わる生活が続いて、本を読む時間も気力もないほど畑一途の生活です。


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今は昼の時間が短くなり、その分夜が長くなったので、夜の集まりがなければたっぷり本が読めます。

今週の本は、宇宙の果てについて、自分の頭の中で全くイメージが出来ないし理解が出来ないので、数学や物理学の理論からそれを実感するしかないと思い、こんな本を読んでいます。

若い時に、一応原子物理学とか量子力学の単位を取ったのですが、殆ど授業には出席しなかったので、何も身についていません。二冊を同時並行で読んでいますが今のところ内容は何とか理解できています。だんだん内容が難しくなってきているので、最後まで投げ出さずに読めるかどうか。



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宇宙や物理や化学のことと同時に、今週は外務省のラスプーチンといわれた刑事被告人佐藤優週間です。 3冊とも佐藤優関係です。

冷徹な現実主義者に見える佐藤優ですが、本を読むと彼の生き方の基軸はキリスト教への信仰であり、とても人間的で魅力を感じます。インテリとはこういう人のことをいうのだろうなと思いました。

本の中で、官僚は国民を愚かな存在だと思っている、国会議員はそんな愚かな人間が選んだものだから、国に責任を持つのは我々官僚である、みたいなことを書いていました。やっぱりそうなのか、権力の中にいた人間の発する言葉は説得力があります。

『私のマルクス』はまだ途中ですが、読んでいて私ももう一度ギリシャ哲学から始めて、カント、へーベル、マルクスと順を追って読み直したくなりました。

十代でマルクスを読み始め、『共産党宣言』、『空想から科学へ』、『経済学・哲学草稿』、『ドイツイデオロギー』のあたりで理解できなくなり、自分の日本語の理解力のなさを棚に上げて、翻訳が悪くてわからんと、『資本論』に到達するはるか前でマルクスをあきらめました。
へーゲルも、ちょっと読んで、センテンスがあまりに長く理解できないのでやめました。カントは本を買っただけで、読みませんでした。 マルクスもヘーゲルもカントもみんな薄いセロハン紙のカバーが付いた岩波文庫のものを買いました。

当時マルクスは、革命の思想の一つとして読んだのですが、そのうち革命は西洋思想としてのマルクス主義によるものだけではないということに気づき、安藤昌益や秩父事件を入り口として民衆史を研究していた色川大吉を読むようになって、マルクスを読むことはなくなりました。

マルクスを理解することなくマルクス主義者にはなれないので、私はマルクス主義者にはなりませんでした。何でもそうですが、中途半端な理解でナントカ主義者になると、まわりが見えなくなってしまいます。

あれからもう40年たって、日本語の理解力は衰える一方だと思いますが、すべての学問は、無から突然新しいものが生まれものではなく、古いものを否定するにせよ発展させるにせよ前の時代の影響を必ず受けているので、ちゃんと理解するには時代を追って読んでいかなければならないということがわかりました。

若い時はマルクスが一番流行っていたので読む順番が逆だったのです。

古代からの哲学で読むべき本は大体本棚にあるので、冬の間もう一度歴史を追って読み直したいと思います。
プロフィール

市川勝彦

Author:市川勝彦
長野県阿智村で有機農業をしているオジサンです。長野県有機農研新規就農相談窓口。長野県里親農業者登録。郵政ユニオンOB。体の半分は福島人。今年新たに始めたのは被災地支援米プロジェクトと、原発を止める活動。原発が必要と思う人は、自分の家の隣りの原発が事故を起こしても甘受しますか。農村から都市を包囲せよ!

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