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タケローパラダイス

10月8日

阿智村清内路で、出作りの家を借りて平飼い養鶏を営んでいるタケロー君を訪ねた。木曽路の妻籠に抜ける国道から右に軽しか通れない細い道を少し登った行き止まりの先に家はあった。
右側はがけでガードレールはないので、都会の道しか走ったことのない人は怖い思いをするだろう。もちろん私はこんな道はいつも走っているので大丈夫である。

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細い道の先にある家

車を置いて、タケロー君は30秒と言ったが、私は一分かかって出作りの家につく。
家の横の南斜面に、傾斜の緩い畑と、鶏舎が建っていた。


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ニワトリは人懐っこく、餌をもらえると思ってか寄ってくる。ゆったり飼われているのだろう。 ニワトリの気性は飼い主の性格を反映する。


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畑で絵になるものといえば、この落下生くらい。でも、高冷地の清内路で落花生とは大したもんだ。そうそう、清内路カボチャもあって、実も付いていた。


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囲炉裏で煮炊きの生活。ガスも灯油も使わない。

小さな冷蔵庫はあったが、電気は入れていないという。丸いチャンネルの14インチのテレビもあったが、映るかどうかは聞かき忘れた。パソコンはあったが、お金がかかるのでネットにはつないでいないそうだ。大学の時使っていたものかな。

ここは見事なタケローパラダイスである。あるべき生活の理想郷として一部に注目を浴びているあの飯田の一農園を上回る、世界がどうなろうと揺るがない暮らしがここにある。

ニワトリを飼っていなければ、若仙人か修行僧か世捨て人の暮らしだが、トリを飼っているのでちょっと斜めの大地にしっかり根を張った暮らしだ。

家畜を飼ったことのない人にはわからないかもしれないが、一人でニワトリを飼って生計を立てるということは並大抵の決意では出来ることではないのだ。
卵を産み始めたら、一日たりとも留守にすることは出来ない。泊りがけでどこかへ遊びにいくということは、ニワトリを飼っている限りは出来ないのである。
私が大鹿でニワトリを飼っていた時は、家族みんなで泊りがけでどこかに行くというのは10年の間一回もなかった。
タケロウ君の決意はそれほど深いということだ。

大鹿村に移り住んだ頃は私もこうした生活をしていた。タケロー君の所よりはもう少しは片付いていたが。あれから20年以上たち、私はタケロー君の暮らしを見て、今の緩んだ自分の生活を反省したのだった。
ズク出すことを忘れ、楽したくなったら、またここにきて反省しよう。
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プロフィール

市川勝彦

Author:市川勝彦
長野県阿智村で有機農業をしているオジサンです。長野県有機農研新規就農相談窓口。長野県里親農業者登録。郵政ユニオンOB。体の半分は福島人。今年新たに始めたのは被災地支援米プロジェクトと、原発を止める活動。原発が必要と思う人は、自分の家の隣りの原発が事故を起こしても甘受しますか。農村から都市を包囲せよ!

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