圃場見学会
6月8日
朝飯前、慌ただしく出荷を済ませ、長野県有機農業研究会南信地区の圃場見学会に参加。佐久穂町で堂々の有機専業を営んでいる「のらくら農園」へ。
午後現地集合で、午前中は時間があったので、下伊那組は不耕起栽培をしている原村の「まいん農園」http://www.lcv.ne.jp/~mine4141/に立ち寄る。
園主の小林さんご夫婦。八ヶ岳の標高1300m?の森の中に建てた素敵な自宅の前で。
家族の山羊たち。名前が付いているかは聞き忘れましたが全部で7頭います。大鹿時代うちも山羊を飼っていましたが、私は山羊の匂いとあの目が大好きです。一緒に寝たいくらいです。
まいん農園の山羊乳は、山羊乳特有の癖のある匂いは全くなく、牛乳より美味しく飲みやすいです。写真は、クラッカーの上に乗せたカッテージチーズ。ヨーグルトとルバーブのジャム。さすが八ヶ岳、おしゃれですね。
肝心の畑の写真は撮り忘れました。不耕起ですが、よく管理されていました。環境問題からUターンして農業を選んだ小林さんですが、さすが代々の農家で、子供の時に親から叩き込まれた技が活かされているようでした。山羊の堆肥と、人間の排せつ物と生ごみを発酵させて液肥にしたものをスポット的に作物に与えているそうです。作物はよくできていました。
まいん農園で弁当を食べて、のらくら農園へ。
自宅まわりの畑と少し離れた畑を見学。完璧に管理された畑に立派な野菜が育っていました。
茎ブロッコリー。私のより3倍くらい大きく、これならたくさんの側枝が出て、一本で多くの収量が約束されます。

畑の見学の後、園主の萩原さんから説明を受ける。毎年きちんと土壌分析をして、その結果にもとづいて施肥設計をしている結果が、よく野菜にあらわれていると感じました。

まず、水はけや団粒構造などの物理性、その次に菌などの生物性、そしてチッソ、リン酸、カリなど肥料の化学性、最後にコンパニオンプランツ、月の満ち欠けの時期によって作付を決めるシュタイナー農法などがあるということ。納得がいく、とてもわかり易い説明でした。
私の畑は、最初の物理性のところで畑の排水性が、地下水位が高くて克服出来ていないことがまず一番の課題であると実感しました。
「まいん農園」と「のらくら農園」、一日で対照的な農園を見せてもらいました。大変刺激を受けた一日でした。