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田んぼの荒起こし

4月13日

20110412a.jpg


あちこちの田んぼで苗代の準備が始まりました。信州にも本格的な春が訪れました。
今日は、自家用米を作っている田んぼ8畝を一枚耕しました。今年からもう一枚、被災地支援米用の田んぼを借りたので、次の雨の前に耕します。


雪の残る中央アルプスや南アルプスを望んで、ウグイスの鳴き声をききながら田んぼを起こしていると、今年もまた春が来たことを感じます。

いつもの年であれば、前の年がひどい年であっても、春になると今年は何とかなるという希望と意欲が体の中からわいてきて、前向きな気分になってきます。

しかし今年の春は違います。
津波で流されてしまった田んぼや、放射能に汚染されて作付が出来ない農地が眼の奥に浮かんできてしまいます。百姓は誰でも、今年はだめでもまた来年があるさ、という楽観性を持って仕事をしています。だから、時には終わりのない辛い仕事であっても耐えていけるのです。
 
塩害を受けた田んぼの復旧は何年かかるかわかりません。ましてや放射能で汚染された農地にまたいつ作物を作れるようになるかは全くわかりません。

私の出荷先では、放射能の汚染で栃木の生産者との取引が一時中断しているといいます。
福島県の有機農家は、放射能による取引停止を受けて自殺してしまいました。
先日は、茨城の若い有機農家が、福島原発の事故とばらまかれた放射能の影響を心配して、このまま茨城で農業を続けるか、あるいは新たな土地に引っ越して一からまた始めた方がいいのかということで、友達を頼って阿智に話にきました。
また、先週の長野県有機農研の集まりには、福島の農家が転出先を求めての旅の途中で参加しました。


直線距離で100㎞しかない静岡の浜岡原発が深刻な事故を起こせば、私たちの地域の農家も直接の当事者になってしまいます。
 
先ずは東海地震が来る前に世界で一番危険といわれている浜岡原発を、やがては全ての原発を止めなければ安心して農業をすることができません。

こんなに気の重い春は初めてのことです。
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プロフィール

市川勝彦

Author:市川勝彦
長野県阿智村で有機農業をしているオジサンです。長野県有機農研新規就農相談窓口。長野県里親農業者登録。郵政ユニオンOB。体の半分は福島人。今年新たに始めたのは被災地支援米プロジェクトと、原発を止める活動。原発が必要と思う人は、自分の家の隣りの原発が事故を起こしても甘受しますか。農村から都市を包囲せよ!

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